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    楳図かずおの家の現在は廃墟?まことちゃんハウス事件とは?

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    漫画家の楳図かずおさんが2024年10月28日午後3時40分、胃がんのため88歳で亡くなっていたことが発表されました。

    「おろち」「漂流教室」など、恐怖漫画の第一人者として知られ、ギャグ分野でも「まことちゃん」を大ヒットさせた楳図かずおさん。

    楳図かずおさんの家と言えば「まことちゃんハウス」が有名でしたが、現在は廃墟化しているなどの噂もあるようです。

    また、「まことちゃんハウス事件」も当時話題となりましたがどんな事件だったのでしょうか。

    そこで今回は、

    • 楳図かずおの家の現在は廃墟?
    • まことちゃんハウス事件とは?

    などについて調べてみました。

    目次

    楳図かずおの家はどこにある?

    胃がんのため88歳で亡くなった楳図かずおさん。

    楳図かずおさんと言えば家は、赤と白のボーダーの外壁の「まことちゃんハウス」が有名でしたが、どこにあるのでしょうか。

    楳図かずおの家の場所や住所はどこ?

    楳図かずおさんの家(まことちゃんハウス)の場所は東京都武蔵野市吉祥寺にあります。

    住所はプライバシーを尊重するために控えさせていただきますが、JR吉祥寺駅から徒歩約5分の場所にあり、比較的裕福な地域に位置しています。

    引用:https://4travel.jp/travelogue/10228558

    この特徴的な赤と白のボーダー柄の建物は、楳図かずおさんのアイコンとも言える存在でした。

    楳図かずおの家の現在は廃墟?

    楳図かずおさんの家(まことちゃんハウス)の現在は廃墟のようになっているという噂があるようですが、実際はどうなのでしょうか。

    調べてみると、2020年頃には庭木などが伸びて荒れた状態となっていたそうですが、近隣住民からの苦情を受けて業者の手入れが行われ、翌年2021年頃から外観は整えられて綺麗になっていたそうです。

    楳図かずおは実際には住んでいなかった?

    まことちゃんハウスは有名となっていましたが、楳図かずおさんは実際には住んでいなかったそうです。

    その理由は、

    • 2007年の建築時に​​、近隣住民から「景観を損ねる」と訴訟を起こされたから
    • 一連のトラブルに嫌気がさしたから
    • 初から自宅用ではなく、外国からの来客を決めるためのゲストハウスとして建てたから
    • 近所のマンションの他に、八王子に一戸建てや八ヶ岳に別荘も全部持っており、住む場所はあったから

    と言われています。

    楳図かずおさんは近隣トラブルから、まことちゃんハウスに行くことが嫌になってしまったんですね。

    「あの辺りに近づくだけで、ゾッとするんで行ってないんです。前まではお掃除しに毎日行っていたんですけど、最後にあの家に行ったのはいつだろう……去年ですね。台風でシンボルにしていたモミの木が倒れちゃったんですよ。庭師の方に引き取ってもらって、それから気分的に行かなくなりました。もう1年近く行ってないですね。前にも近所の人から『木を切っていいですか』と聞かれたので、『どうぞ、お好きなように』という感じです」

    https://bunshun.jp/articles/-/38682?page=2

    初めは業者に手入れをお願いしていたものの、時間の経過によって管理が疎かになっていったそうです。

    また、「まことちゃんハウス」は自宅用ではなく主にゲストハウスとして使用されていたため、日常的な居住者がおらず継続的な管理が行われにくい状況となっていたようです。

    楳図かずおの家「まことちゃんハウス事件」とは?

    楳図かずおさんの家と検索すると「まことちゃんハウス事件」と出てくるのですが、どんな事件だったのでしょうか。

    「まことちゃんハウス事件」とは、先ほど紹介した内容と重複しますが、近隣住民とのトラブルのことを言います。

    1. 2007年、楳図かずおさんが東京都武蔵野市吉祥寺の自宅兼オフィスを改築しようとした。
    2. 近隣住民の反応: 改築後の外観が派手すぎるとして、景観を損ねるという理由で近隣住民が反対。
    3. 近隣住民が建設差し止めの請求や損害賠償請求の訴訟を起こした。
    4. 裁判の結果: 2009年1月、裁判所は住民側の請求を棄却し、楳図かずおさんが勝訴

    裁判の発端と経緯

    2009年1月、東京地裁で注目すべき判決が下されました。

    漫画家の楳図かずおさんが建てた「まことちゃんハウス」を巡る近隣住民との訴訟でした。

    近隣住民は建物の外観に対して不満を持ち、外壁の撤去や慰謝料の支払いを求めて提訴。

    楳図かずおさんの独創的な芸術表現と、住宅地の景観保護という価値観が真っ向から対立する形となりました。

    建築デザインの自由と景観保護のバランスが問われる重要な裁判として、多くの注目を集めることとなりました。

    裁判所の判断と画期的な判決

    裁判所は「まことちゃんハウス」について、慎重な審理を行いました。

    建築物の外壁の色彩は一般的に景観利益に含まれ得るという考えを示しながらも、住宅地域に具体的な色彩規制が存在しないこと、周辺の住宅も多様な色彩であることを指摘します。

    さらに、近隣住民が主張した私生活の平穏やプライバシー権の侵害についても、法的な保護に値する程度の侵害は認められないと判断しました。

    最終的に裁判所は、住民側の請求を全面的に棄却する判決を下し、楳図かずおさんの勝訴が確定しました。

    まとめ

    今回は、「楳図かずおの家の現在は廃墟?まことちゃんハウス事件とは?」についてまとめてみました。

    楳図かずおさんの家の現在は外観は廃墟にはなっていないようですが、持ち主の楳図かずおさんが亡くなった今後はどうなっていくのでしょうか。

    「まことちゃんハウス」は楳図かずおさんの記念館にして残して欲しいなどの声もあがっているので、有効活用してくれるといいですよね。

    最後までお読みいただきありがとうございました。

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